Web広告の運用代行等、Webマーケティング支援をしている株式会社オンジンは、不祥事に関連するタレントが広告に出ていた時に関する意識調査を実施しました。
テレビCMやWeb広告などタレントを用いた広告宣伝に携わる広告代理店や広告主はぜひご覧ください。
1. 調査概要
- 調査概要:不祥事に関連するタレントが広告に出ていた時に関する意識調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2023年9月15日
- 有効回答:493名
- 回答者年代:20代〜60代
※調査結果を引用する際は当記事リンクを合わせて記載ください。
2. 調査結果サマリー
- 「不祥事を起こした芸能事務所のタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対して印象が悪いと感じる割合は39.8%
- 最も印象が悪いと感じる年代は30代。年代が高くなるほど悪い印象を持つ方が多くなる。
- 「不祥事を起こしたタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対して印象が悪いと感じる割合は74%。
- 最も印象が悪いと感じる年代は60代。年代が高くなるほど悪い印象を持つ方が多くなる。
3. 調査詳細
①「不祥事を起こした芸能事務所のタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対してどのような印象を持ちますか?
「悪い印象を持つ」は13.3%です。最も多いのが「どちらかといえば印象の変化はない」の33.8%。次いで「印象の変化はない」の26.1%です。「悪い印象を持つ」と「どちらかといえば悪い印象を持つ」と回答した方の割合を足し上げると39.8%となりました。よって約4割が不祥事を起こした芸能事務所のタレントを起用した広告主に悪い印象を持つといえます。
②「不祥事を起こした芸能事務所のタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対してどのような印象を持ちますか?(年代別)
「悪い印象を持つ」割合が最も高い年代は30代です。年代が高くなるほど悪い印象を持つ方が多くなる結果となりました。
③「不祥事を起こしたタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対してどのような印象を持ちますか?
「悪い印象を持つ」は38.5%です。最も多いのが「どちらかといえば悪い印象を持つ」が35.5%。次いで「悪い印象を持つ」です。「悪い印象を持つ」と「どちらかといえば悪い印象を持つ」と回答した方の割合を足し上げると74%となりました。よって7割以上が不祥事を起こしたタレントを起用した広告主に悪い印象を持つといえます。
④「不祥事を起こしたタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対してどのような印象を持ちますか?(年代別)
「悪い印象を持つ」割合が最も高い年代は60代です。「不祥事を起こした芸能事務所のタレント」が広告に出ていた場合と比較すると、全体的に悪いと感じる割合が高くなりました。年代が高くなるほど悪い印象を持つ方が多くなる傾向は変わりません。
4. 調査結果のまとめ
今回の調査では以下のことが判明しました。
- 「不祥事を起こした芸能事務所のタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対して印象が悪いと感じる割合は39.8%
- 最も印象が悪いと感じる年代は30代。年代が高くなるほど悪い印象を持つ方が多くなる。
- 「不祥事を起こしたタレント」が広告に出ていたら、その広告主に対して印象が悪いと感じる割合は74%。
- 最も印象が悪いと感じる年代は60代。年代が高くなるほど悪い印象を持つ方が多くなる。
一般消費者目線では「不祥事を起こした芸能事務所のタレント」が広告に出ていた時より、「不祥事を起こしたタレント自身」が広告に出ていた時の方が、約1.8倍広告主の印象を悪く感じる割合が高い結果になりました。どちらも一定数印象の悪化に繋がってしまいますが、特に不祥事を起こしたタレントを起用する際は慎重になったほうがよいといえるでしょう。
不祥事に関連するタレントの広告起用を判断する際の参考になれば幸いです。