株式会社オンジン(本社:愛知県一宮市、代表取締役:今井悠人)は、実業家の前沢友作氏や堀江貴文氏をはじめとする著名人が、SNSの投資詐欺広告に肖像や名前を無断使用されている、なりすまし広告に関する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。

1. 調査サマリー

  • FacebookやInstagramなどのSNSで著名人のなりすまし広告を見たことがある割合は65.9%
  • なりすまし広告を著名人本人が出している広告だと勘違いしてクリックやタップをした割合は37.2%
  • なりすまし広告に出ている著名人に対して印象が悪いと感じる割合は57.4%。

2. 調査概要

  • 調査内容:著名人のなりすまし広告に関する意識調査
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2024年4月14日〜4月16日
  • 有効回答:479名
  • 回答者属性:SNSを利用している20代〜60代

3. 調査詳細

Q1. FacebookやInstagramなどのSNSで著名人のなりすまし広告を見たことがありますか?

「はい」が65.9%を占め、見たことのある人が多い結果となっています。

Q2. なりすまし広告を著名人本人が出している広告だと勘違いしてクリックやタップをしたことはありますか?

「はい」が37.2%となりました。約4割の人がなりすまし広告を著名人本人が出している広告だと勘違いして、クリックやタップをした結果となっています。

Q3. なりすまし広告を著名人本人が出している広告だと勘違いしてクリックやタップをしたことはありますか?(年代別)

なりすまし広告を著名人本人が出している広告だと勘違いして、クリックやタップをした割合が最も高い年代は30代となっています。

Q4. なりすまし広告に出ている著名人に対してどんな印象を持ちますか?

「悪い感じる」と「どちらかといえば悪いと感じる」と回答した方の割合を足し上げると57.4%となりました。よって約6割がなりすまし広告に出ている著名人に対して印象が悪いと感じると言えます。

Q5. なりすまし広告に出ている著名人に対してどんな印象を持ちますか?(年代別)

「悪いと感じる」割合が最も高い年代は30代です。「印象の変化はない」割合が最も高い年代は50代となっています。

調査結果のまとめ

なりすまし広告を著名人本人が出している広告だと勘違いしてクリックやタップをした割合は37.2%。印象が悪いと感じる割合は57.4%という結果になりました。

なりすまし広告は「著名人本人になりすました犯人がLINEなどで投資を呼びかけ、金を騙し取る」というのが手口です。その入り口は、Meta社が運営するFacebook、Instagramの広告が中心となっています。

警察庁の集計によると、なりすまし広告による都内での被害は、去年1年間で少なくとも210件、およそ38億円に上っています。プラットフォーム側の広告チェック体制に課題がある状態ではありますが、不審なもうけ話にだまされないよう、なりすまし広告をクリックやタップをしないよう対策をしていく必要があるでしょう。