まず、安さだけを求めてフリーランスにリスティング広告運用を任せるのはリスクが高いのでおすすめできません。
広告運用は属人性の高い仕事のため、どんな担当者が就くかわかりづらい代理店に依頼するより成果が伸びることはもちろんあります。しかしこれは”腕の立つ”フリーランスに任せた場合です。そして盲点なのが、対応が適当でそもそも安心して仕事を任せられない方も中にはいるということです。
そのため、フリーランスにリスティング広告運用を任せようと検討しているのであれば、以下ポイントを見て信頼できる人か見極めることをおすすめします。
- 社会人マナーがあるか
- コミュニケーションが問題なく取れるか
- 広告運用実績が豊富か
見極める自信がない場合は、少し予算がオーバーしても名が知れた代理店に任せることを推奨します。断言しますが、運用ができてもマナーやコミュニケーションに問題があると円滑に仕事が進められません。広告運用はお客様と対話できるスキルも求められる仕事だからです。ほとんどの代理店は、広告運用やコミュニケーションレベルが一定水準になるまでお客様を専属で担当しないなど制限を設けているはずなので、この点は安心できるでしょう。
この記事は、大手リスティング広告代理店で勤務してリスティング広告運用を行い、現在は法人化してフリーランスとして働いている私がリスティング広告を任せるべきフリーランスの特徴と探し方を説明します。
私はお客様や自社の仕事でこれまで数十人の広告運用を行うフリーランスと接してきました。その過程で契約を切られる方、続く方たくさん見ていました。
弊社は一部、代理店の下請けをしていますが、2023年7月時点ではその全てと契約が続いています。更に実績に記載していますが、ありがたいことに私は上位1%のWebコンサルタント(フリーランス)を任命するStockSunで、上位1%の認定パートナーとしてご活躍されているお客様から、社員として迎えたいと声をかけて頂いたこともあります。よって、ある程度信頼していただける情報かと思います。
代理店とフリーランス両方経験し、内情を理解している私だから伝えられる内容も紹介しますので参考にしてみてください。フリーランス選びは難しいですが、信頼できて腕の立つ人を見つけられれば代理店に任せた時より成果がグンと伸びることは往々にしてあるため、ぜひご覧ください。
オンジンではこの記事を執筆した、10年近く業界歴のある代表がリスティング広告運用代行を行っています。相場価格で腕の立つ運用者に依頼できますのでお気軽にご相談ください。⇒会社サービス紹介資料を見る(無料)
1. リスティング広告運用を任せるべきフリーランスの特徴
はじめにリスティング広告運用を任せるべきフリーランスの特徴をお伝えします。結論以下3つを兼ね備えている人を選ぶことをおすすめします。
- ビジネスマナーがある
- コミュニケーションが問題なく取れる
- 広告運用実績が豊富
繰り返しになりますが一番見るべきポイントは、ビジネスマナーがあり、コミュニケーションが取れる人かどうかです。運用のスキルはあっても安心して任せられないのであれば選ぶべきではありません。皆さんも何かしらで経験があると思いますが、ちゃんと仕事してくれるか疑心暗鬼になりながら依頼するのはストレスがたまるはずだからです。成果以前の問題になってしまうでしょう。
1つずつ詳細を説明します。
1-1. ビジネスマナーがある
当たり前のような内容ですが、ビジネスマナーができていないフリーランスは私の観測上少なくありません。社会に対応できずフリーランスをしている方や、そもそも社会人経験がない人もいるからです。
ここで言うビジネスマナーは上座下座や身だしなみなどの形式的な話ではなく、仕事をする上で相手に迷惑をかけない立ち振舞ができるかということです。挙げたらきりがない領域ですが、一番わかりやすいのが報連相です。
- 納期の連絡をする
- 納期に遅れそうなら前もって報告できる
この2点は必ず見てください。納期に遅れているのに報告がないことが続くようであれば絶対任せない方がいいです。人間なので数回不注意で忘れることはあるでしょうが、恒常的なのは怠慢としかいいようがありません。言ってしまえば納期を曖昧にする=相手より自分を優先しているといえるでしょう。
発注前に完璧に確認するのは正直難しいですが、提案や分析の依頼をいくつかしてみてください。納期内に仕上げてくれる。間に合わなければ連絡してくれるのであれば、最低条件は満たしていると判断できます。(中には契約したら適当になる人もいますが、こればかりは判断できないですね)
1-2. コミュニケーションが問題なく取れる
2つ目はコミュニケーション力です。情報共有や意思の疎通が滞りなくできるかどうかを見ましょう。
広告運用はチャットやメールでやり取りすることが多いはずなので、わかりやすい文章が書けないと意思疎通に時間がかかりますし、誤った解釈を誘発してしまう恐れもあるため重要なスキルです。
私がとりわけ大切だと思っているのが以下です。
- 聞かれていることに答えられる
- 結論から話せる
- 漏れなくダブりなく、つまり過不足なく伝えられる
- はい、いいえで済む回答を心がけているか
当たり前でしょ!と思った人もいるはずです。ただ私はこれまで10人以上運用者を教育してきましたが、はじめからできている人は少ないです。最低限聞かれていることに答えられて、その結論から話せる人でないとやりとりに時間がかかってしまいますので、この2点は必ず満たしているフリーランスを選ぶようにしましょう。
発注前にビデオ通話やメールをするはずですので、そのやりとりを見て問題なさそうか判断するようにしてください。少し脱線しますが、コミュニケーションと広告運用は似ていて、両者ともニーズを読み取る能力が求められます。そのため意思疎通ができなければ運用もそのレベルだと私は思います。
1-3. 広告運用実績が豊富
確認項目 | 説明 |
---|---|
広告運用歴 | 何年広告運用しているか。3年以上を推奨。 |
経験社数 | 何社の広告運用をしたことがあるか。少なくとも10以上を推奨 |
経験業種 | どんな業種の広告運用をしたことがあるか。少なくとも10以上を推奨 |
勤務した会社 | サラリーマン時代に勤務していた会社。大手代理店であれば安心 |
最後に広告運用実績を確認しましょう。具体的には上記4点を確認してください。特に大事なのが広告運用歴と経験社数です。なぜなら運用に慣れているかどうかを見ることが重要だと私は思っており、これを判断するのに参考になるのが歴と社数だからです。年数や数が多ければ多いほど安心してよいでしょう。広告運用に限らない話ですが、数をこなしていないと慣れるのは難しいはずです。
注意すべき点は、金額の大きさに惑わされないようにすることです。例えば数億円の広告運用していました。と聞くと凄そうに見えますが、実は自社広告だけの運用経験しかなく、認知目的の広告配信だった。ということもありえるからです。ですので必ず数も確認するようにしてください。
以上3つが問題なければ依頼を検討してもよいと私は思うので、ぜひフリーランス選びの参考にしてみてください。
2. リスティング広告を運用してくれるフリーランスの探し方
次はリスティング広告を運用してくれるフリーランスの探し方です。目的によっておすすめできる方法が異なりますので、以下2つのパターンに分けて説明していきます。
ただ予算が10万以下といったような場合は超少額を除いて、基本成果重視で探すことをおすすめします。当然ですが、安いには安い理由があります。
重視するもの | 探し方 |
---|---|
成果 | ・知人からの紹介 ・インターネット検索、SNS ・マッチングサイト |
予算 | ・クラウドソーシングサイト |
2-1. 成果重視
成果を重視される場合におすすめの探し方は次の通りです。
①知人からの紹介
一番オススメです。知り合いが任せて成果が出ていて信用できるフリーランスがいれば依頼を前向きに検討してもよいでしょう。リアルの口コミが良いのは最も信頼できるからです。ネットの口コミはやろうと思えば操作可能なので100%は信用できないと思っています。料理屋などなんでも当てはまりますよね。
実際腕の立つリスティング広告運用をしている知り合いのフリーランスが何人かいますが、紹介だけで仕事を獲得している方もいらっしゃいます。本当に結果が出せる人は強引な宣伝をせずとも、自然と口コミが広がっていくといえるでしょう。
失敗の少ない探し方だと私は思っているので、知り合いの経営者や知人におすすめのリスティング広告運用ができるフリーランスがいないかぜひ聞いてみてください。信頼できる人に聞くのがポイントです。
②インターネット検索、SNS
「リスティング広告 フリーランス」「リスティング広告 運用代行」といったキーワードでGoogleやTwitter、YouTubeなどのSNS等で検索して探す方法です。後述するクラウドソーシングサイトで探す方法とは異なり、自社サイトで集客できているフリーランスが対象です。おすすめできる理由は以下3つです。
- 自分で集客できるスキルがあり、その裏付けになっている
- 発信している情報をブログで確認できる
- 中間手数料がかからないのでお得
1つが集客できる能力があり、結果が出せる証明になっていること。広告・SEOなど手段問わず、探している皆さんの認知が取れているという点は、選ぶ際の判断材料としてよいでしょう。
2つ目は弊社のブログのように、代表がリスティング広告の知識やノウハウを発信しているはずですので、それを見てください。わかりやすく説明できるか能力やノウハウの豊富さを測る参考になるはずです。ブログを見てわかりやすくてノウハウがあって信用できると判断できれば、ぜひ問い合わせてみてください。
そしてマッチングサイトのように中間手数料が発生しないので、発注にかかる費用を抑えられます。後述するマッチングサイトを利用すると運営側にいくらかマージンが取られますが、自社サイトで集客している場合かからないので、この方法で信頼できるフリーランスが見つけられれば一番お得に任せられるはずです。ちなみに弊社はSEO(ネット検索)のみで集客を行っています。
③マッチングサイト
登録しているフリーランスの広告運用者とマッチングさせてくれるサイトを利用する方法です。クラウドソーシングサイトと似ていますが、こちらはサイト側で担当する広告運用者の精査を行ってくれるので、第三者から見て信頼できるフリーランスに任せられるメリットがあります。ただかかる費用は比較すると高いです。簡潔に言えば、時給の高い優秀な人に任せれば任せるほどかかる仲介手数料が仕組みになっています。
そのため任せる人材のスキルに強いこだわりがあるのであれば利用してみるとよいでしょう。要望に合った人を割り当てしてくれるはずです。
おすすめできるフリーランスのリスティング広告運用者とマッチング可能なサイトをご紹介しますので、参考にして頂けると幸いです。全て自分でサイトを隅々まで見て、使ってもいいなと私が思ったもののみ記載しています。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
アカハイエージェント | リスティング広告の運用に特化した人材紹介サービス。 |
プロトル | 最短1週間で即戦力人材のみを紹介。上流業務も依頼可能。 |
StockSun | 3,000名を超える発注実績から、上位1%のWebコンサルタントをアサイン |
ノマド家 | サイト製作から広告運用まで一気通貫でサポート。少額も対応可能 |
ミエルカコネクト | Webマーケ支援会社が運営&会社役員が面談してスキルセットを精査 |
マーケティングプロパートナーズ | 問い合わせして60分で希望の広告運用者が見つかる |
Workship | 46,000人以上のフリーランスから最適人材を割り当て |
2-2. 予算重視
安く対応してくれるフリーランスに任せたい場合はクラウドソーシングサイトがおすすめです。ですがこの方法は個人的におすすめできません。(メインで使われている方すみません)
①クラウドソーシングサイト
仕事を発注したい企業と、仕事を探しているフリーランスや副業ワーカーを結ぶマッチングサイトです。クラウドワークスやランサーズが代表的なサイトです。通常のマッチングサイトと異なるのは、登録や応募するフローに書類や面接などの選考がないことです。
そのため気軽に登録できる分フリーランスの数は多く、競争が激しいので相場より著しく安い価格で引き受けてくれる方もいます。起業直後にちらっと見ましたが「これ時給いくら…?」目を疑うような案件がチラホラありました。
しかし言葉を選ばずに言えば、1章で説明した能力のない人も多いですので、成果を求める場合はここで探すのは推奨しません。試しでちょっと依頼したい、予算が10万円以下など、そもそも対応してくれる所がないような場合は別ですが、そうでなければおすすめできません。マナーもしっかりしているし、ノウハウのある方も当然いますが母数は少ないでしょう。
それでももし使うならランサーズをおすすめです。知り合いの話や私の経験ベースですが他のクラウドソーシングサイトと比較すると、しっかりした運用者が多い印象でした。
3. フリーランスにリスティング広告運用を依頼するとかかる費用目安
ここからはフリーランスに任せるとかかるリスティング広告の費用目安について説明します。結論、優秀な方に任せると代理店に依頼する相場20%と同程度でしょうが、そうではなければ10%以下で安く任せられるはずです。
フリーランスに任せられば安く済むと思っている方もいるはずですが、これは後者のスキルセットが微妙な運用者に依頼した場合の話です。
3-1. 腕の立つ運用者:予算の15〜20%
予算の15〜20%はかかります。フリーランスは自分だけで運用するのでたくさん案件を抱えられません。よって優秀であれば安くするのが構造上難しいです。(個人的にはひとりで無理せずしっかり運用できる限界が10案件だと思っています。)予算が大きい場合はパーセンテージを下げてくれることもあるはずですが、低くても15%程度でしょう。
なんでもそうですが、その道のプロに仕事を任せればそれなりに費用はかかります。
3-2. 微妙な運用者:予算の10%以下
いわゆるクラウドソーシングサイトにたくさんいるマナーやスキルセットが微妙な運用者です。こういったフリーランスに任せられば予算の10%以下と業界では破格で任せられるでしょう。ただし安いには安いなりの理由があります。
手数料は安いに越したことはありませんが、広告運用は属人性の高い仕事で、運用者によって成果が大きく異なります。できる人に任せたらCPAが半減した。反対に未熟な人に依頼してしまって倍増した。なんてことは全く珍しくありません。(手前味噌ですが乗り換えてくださったお客様でこういった事例がいくつかございます)
実績作りのため、予算がかなり大きいなど特別な事情がない限り、腕の立つフリーランスであればこの価格帯で受けることは少ないはずです。成果を重視する場合は手数料が増えてしまいますが、ノウハウがあり丁寧に対応してくれるフリーランスを選ぶことをおすすめします。その方が成果が出やすいので結果費用対効果が高くなることも多いはずです。
4. フリーランスか代理店どちらに任せるか迷っている際の判断基準は信頼できるかどうか
ここまでリスティング広告運用を任せるべきフリーランスについて説明しましたが、代理店のほうがいいのかなぁと迷っている方も中にはいらっしゃるかと思います。その方にお伝えしたいのは「信頼できるかどうか」で決めるのが良いということです。
私はフリーランスですので、こんなこというのもなんですが、間違いなく信頼できると感じなければ代理店に任せたほうがよいと思っています。広告運用は完全に管理するのが難しい仕事ですので、もし私が広告運用を発注する側であれば、信用できないと少しでも感じたら絶対に任せません。絶対です。ノウハウ以上に土台の信用が大事です。
代理店であれば運用者に基本上司がついているはずなので、お客様に失礼な対応をしたのがバレたら叱られますし、クレームを入れれば担当を変更してもらうこともできるでしょう。ただフリーランスはひとりですので、叱られません。よって内省できなければ変われないので、対応が大きく変化することに期待しないほうがいいです。
私は人は叱られたり、失敗をして気づかないと大きく変わらないと感じていますし、そもそも最初から誠実な対応をしてくれるところに任せるべきですので、立ち振舞やコミュニケーションを見て信用できるかを見極めることが重要だと思っています。
ただ信頼できてノウハウもあるフリーランスを見つけられたら、ぜひ問い合わせしてみてください。広告運用は属人性の高い仕事なので、腕の立つ人に任せれば成果は出るからです。(少しポジショントークですが事実ですので)
成果を出してくれるリスティング広告の代理店の探し方は、中小企業が爆発的な成果を出すためのリスティング広告代理店の選び方完全ガイドで説明していますので、ぜひご覧ください。
フリーランスにリスティング広告運用を依頼したいと考えている方向けの説明は以上です。
5. フリーランスになりたいリスティング広告運用者に伝えたいこと
最後に僭越ですが、フリーランスになってリスティング広告運用をしたいと考えている人に私からいくつかメッセージを送ります。大成功とは全く思っていないですが、有り難いことに食べていく分には全く問題ないレベルですので、参考にして頂けると幸いです(取引先の皆様いつもありがとうございます)
5-1. 甘くはないので覚悟がなければやめておいたほうがいいです
一番伝えたいのが覚悟があるかどうかです。営業力、運用力、コミュニケーション力、コネなど自分の全ての力を使って仕事を取り、相手の期待値を超える対応や成果を残す覚悟が必要です。大企業に所属していた人であれば、看板もなくなります。
よって楽して稼げるんでしょ?どこでも働けるんでしょ?という気持ちでフリーランスをしたいのであれば辞めておいたほうがいいです。それは頑張った先にある結果ですし、水面下には苦労もあります。フリーランスという言葉は一見キラキラしていてかっこよく映りますが、実際かなり泥臭く大変です。全て自分で責任をとらないといけませんので何事も自責で考えられなければとても辛いでしょう。
例えば、体調を崩して休んだら報酬がもらえないときだってあるでしょうし、納期優先で仕事をしないといけません。会社員であれば困ったら誰かが助けてくれますが、フリーランスは誰も助けてくれません。自分で全て解決しないといけません。起業直後は割の合わない仕事だってこなすことだってあるでしょう。そして仕事ができないとお客様に感じられれば契約はすぐ切られてしまいます。
これが逆にワクワクすると感じられればフリーランスになることをおすすめします。自分は苦労するのは嫌な反面、楽しくもあります。自分の成長を感じられますし、何より対価を提供できた時に感謝されるのが嬉しいからです。私は自分で考えたことをそのまま実行できる今のスタイルが合っていて、毎日が楽しいです。悪いことばかり言いましたが、反対に言えば自分が良いことをしたらそのまま返ってきます。感謝の言葉、報酬、口コミなどで良い反応が返ってきた時はとても嬉しいです。
ですので、指示された仕事をしたい。仕事する時間を減らしたいという性分でフリーランスになりたいと思っているのであれば辞めておいたほうがいいです。苦労を愛せるかどうかが重要です。クライアントワーク以外にもこうやってブログを書いていたりと自社の集客業務もしているので、間違いなくサラリーマン時代の2倍以上は働いています。でも私は楽しいです。
5-2. 広告運用能力は勿論。人を大切にする力が一番求められる
一番求められるのが人を大切にする力だと私は思っています。広告運用能力は当然なのと仕事を取れなければ役に立ちません。まずは仕事を取ることに繋がる、つまり恩を大事にする力が必要でしょう。
自分もそうでしたが、起業してすぐ仕事を発注してくれるのは今までお世話になってきた人なはずです。ただ不義理にしていれば仕事を任せてはくれないです。幸いなことに私は、知り合いの関係各所から仕事を頂けましたが、常に恩を大切にして対応をしていました。勘違いされるかもしれないので、お伝えしますが前職のお客様を引っ張ったとかではないですし、損得勘定だけでこう動いていた訳でもないです。
この記事を見ている人で、今の職場が嫌だからフリーランスになりたいという方もいるでしょう。気持ちはわかりますが絶対に砂をかけて辞めないほうがいいです。困った時に助けてくれるのは今までお世話になった人です。あと、そもそも感情に流されて対応してしまうようであればフリーランスには向いてないと私は思います。
少々回りくどくなりましたが、周りの人を大切にして、不義理のない対応をするのが仕事を獲得する上で重要だと思っています。自信の経験からも言えますが、対応がよければ口コミが自然と広がり、仕事に繋がるはずです。
5-3. クラウドソーシングサイトではなく業務委託の案件紹介サービスを使うべき
説明した通りクラウドソーシングサイトには相場より著しく安い案件が多数存在します。ですので、これに頼って仕事をするつもりであれば絶対辞めたほうがいいです。金銭的にも働きやすさ的にも、サラリーマンを続けていた方が幸せだと私は思います。
一番は直接お客様の広告運用を代行できればベストですが、はじめは難しいケースも多いはずなので以下のような業務委託案件を紹介頂けるサイトを使うことをおすすめします。書類選考や面接があり、それなりの経歴や実績は求められますが、クラウドソーシングサイトの案件と比較すると、段違いで割の良い仕事ばかりなはずです。転職支援サイトと記載があるところもありますが、実は業務委託先もご紹介してくれるところも多いです。
おすすめサイトは以下の通りです。アカハイエージェント以外使っていませんが、全て自分でサイトを隅々まで見て、使ってもいいなと思ったもののみ記載しています。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
アカハイエージェント | リスティング広告の運用に特化した人材紹介サービス。ここは自分でも登録済 |
StockSunSalon | StockSunに問い合わせのあったWeb系の案件情報を毎日確認できる |
ミエルカコネクト | クライアントとの条件交渉を行ってくれる&75%はリモート可能案件 |
マーケティングプロパートナーズ | 週2から稼働できる案件があるのでスキマ時間を活かしたら働き方ができる |
Workship | 報酬前払い、賠償責任保険など安心できるサービスが充実 |
万が一今のお客様と契約が切れて、自社で集客できず食べるのに困ったらこういったサイト経由で仕事をやるつもりです。アカハイエージェントだけ起業直後に登録しており、今のところお世話にはなっていませんが、定期的にこんな案件がありますよとご連絡頂けるので安心感があります。
5-4. スクールに通っただけでは稼げるフリーランスになれるとは思えない
代理店での勤務経験がないので、リスティング広告運用者に必要なノウハウが学べるスクールに入ろうか迷っている方にお伝えします。通うのは全然ありですが、それだけでは経験値が足りないので、稼げるフリーランスになれるとは正直私は思えないです。(稼げるラインは国税庁が発表した「令和3年分民間給与実態統計調査」のサラリーマン平均年収の443万円とします)
サラリーマンの平均年収を大きく下回ってもいいから、とにかくリスティング広告運用でフリーランスになりたいという要望は叶うはずですが、これは臨んでいないと思うので、スクールに通ってすぐにフリーランスになろうとしているのであれば考えを改めたほうがいいです。
これは自分の憶測で主張しているのではなく、実際にスクール上がりの後輩の指導をしていた経験が根拠です。後輩の能力が低いとかではありません。自分の経験からも言えますが座学で運用を勉強しただけでは、満足できるスキル身につかないでしょう。
そのためスクールに入ってから、代理店に入社して経験を積むとよいです。少なくとも3年は働くことをおすすめします。スクールは非常に学びになりますが、フリーランスで活動するとなると、実務経験の方が必要だと私は感じます。
自分の知り合いが所属しており、直接感想を聞いて信用できると感じたWebマーケティングスクールのみ紹介しますので、入学を検討している場合は参考にしてみてください。転職しやすくなったりと役に立つことは間違いありません。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
イマカラ | リスティング広告運用者に特化したスクール。私の前職が運営しており、自分もカリキュラム作成に携わっていました。実際の広告アカウントを使って指導します。(ちなみに私が初代事業責任者・学長です) |
マケキャン | 転職コースと学習コースの2種類が存在。現役Webマーケターが講師で、指導が超厳しいと関係各所からよく話を聞きます。(褒め言葉です) |
さいごに. 信頼できるフリーランスが見つかればぜひ問い合わせを
広告運用は属人性の高い仕事のため、腕の立つ信頼できるフリーランスが見つかれば問い合わせしてみることをおすすめします。ただし運用はできても、ビジネスマナーやコミュニケーションに課題のある方も少なくないので注意が必要です。
不安であれば代理店に任せたほうがよいです。広告運用は正直どれだけでもちょろまかせる仕事ですので、もし私が広告運用を発注する側であれば、信用できないと少しでも感じたら絶対に任せません。絶対です。ノウハウより信用が大事です。
弊社オンジンも法人化していますが、今は代表の私ひとりで経営しているのでフリーランスです。顧客対応や広告運用には自信がありますので、信頼できるフリーランスをお探しであればぜひご相談頂けると嬉しいです。リスティング広告運用であれば間違いなくお役に立てるはずです。