リスティング広告の一番の大きなメリットは、費用対効果の高さです。

問い合わせや資料請求に近い売上に繋がるユーザーを狙い撃ちできるので、広告配信を検討しているのであれば有力候補に入れるのをおすすめします。効果の出る広告を出したいのであれば、はじめに選ぶことも多いです。

リスティング広告の詳細のメリットとデメリットは以下の通りです。こちらの表を見て実施の判断材料にしてみてください。

メリットデメリット
売上に繋がるユーザーを狙い撃ちできる成果を出すためには知識やノウハウが必要
少額から始められる業種によっては潤沢な予算が必要
やろうと思えば即日で配信できる運用調整に手間と時間がかかる
リアルタイムで調整可能ニーズが顕在化していない商材は対応不可
配信結果が全て数値で見えるWebと接点のないユーザーには見せられない

無駄な費用がかかりづらく少額から始められるので、我々のような広告予算の捻出が難しい中小企業と非常に相性のよい広告です。予算が少ないけど効果の出る広告を出したい…といった場合はぜひご検討ください。

効果が出やすくどんな商材でも使いやすい広告なので、運用方法に全く問題がなくて成果がでなければ、そもそものビジネスモデルに改善点があると判断できる場合も珍しくありません。

この記事ではリスティング広告のメリットとデメリットを解説しつつ、利用におすすめのシーンを紹介します。自社集客に取り入れるべきか悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

1. リスティング広告のメリット

でははじめにリスティング広告のメリットを紹介していきます。複数ありますが、冒頭でお伝えした通り一番の大きなメリットは費用対効果の高さです。

効果の出る広告を出したいのであれば真っ先に選ぶことも多いですので、なにかしら広告配信を検討しているのであれば、必ず候補に入れることをおすすめします。

1-1. 売上に繋がるユーザーを狙い撃ちできる

一番のメリットです。リスティング広告は指定した検索語句の検索結果に広告を表示しますので、商品購入や問い合わせ等をする可能性の高いユーザーの語句を選べば、売上に繋がるユーザーのみを集客できます。

検索行動はよほど関心がないと行わない行為ですので、この行動をしている直後の上記ユーザーに広告を出せることはとても魅力的です。

例えば「給湯器 交換」という語句を検索する背景を例に挙げると

給湯器が故障してお湯が出なくてお風呂が沸かせない。風呂に入らず寝るなんてありえないし、一秒でも早く直したい!すぐ交換したいけどどうしたらいいのかな。

といったものが検索直前にあることが想定できます。この検索直後に給湯器交換の広告を見せれば、かなりの確率で問い合わせしてくれそうなことは想像がつくかと思います。

ご自身の行動も少し振り返ってみましょう。
あなたが最近検索した語句を少し思い出してください。その時に自分の願望をドンピシャで叶えてくれる商品の広告を見つけたらクリックしませんか?そして予算が問題なければ購入を検討しませんか?

よほどの広告嫌いでなければこの行動を取るかと思います。このようにリスティング広告は売上に繋がるユーザーを集客でき、後述するように少額からでも始めやすいので費用対効果が高いと言われています。

1-2. 少額から始められる

リスティング広告には最低出稿金額はありませんので少額からでも始められます。極端なことをいえば1円からでも可能です。とはいえ、目的次第ですが少なくとも20万円程度は用意いただくと安心かと思います。

テレビやラジオCM、純広告等の媒体だと広告配信するのに数百万かかることも往々にしてありますので、メリットと言えます。

また基本の課金方式はクリック課金式となっており、広告がクリックされた時に費用が発生します。クリックされない限りはかからないので、無駄に広告費がかかりにくいことも特徴の1つです。

余計な費用がかかりづらく少額から始められるということで、我々のような広告予算の捻出が難しい中小企業と非常に相性のよい広告です。予算が少ないけど広告を出したい…といった場合はぜひご検討ください。弊社にお問い合わせいただければ用意すべき予算などもお話しさせていただきます。

1-3. やろうと思えば即日で配信できる

リスティング広告はやろうと思えば即日で配信できます。そのため少しでも早く集客したいと考えている方にうってつけです。

ただリスティング広告を扱う代理店目線で言わせていただくと、即日配信はおすすめできません。なぜなら戦略をしっかり立ててから配信しないと高い目標の達成は難しい可能性が高いからです。

戦略がないとあれもこれやろうとして予算を分散させてしまったり等、リスティング広告の費用対効果を下げるリスクが生じます。更に本来不必要な設定を調整する時間がかかったりといいことは1つもありません。絶対やめましょう。特に予算が不足している中小企業は戦略を立ててから配信することを強く意識をすべきです。

「すぐにでも集客して売上を立てないと会社がヤバい…!」といった超緊急事態であれば別ですが、準備する時間が取れるのであれば必ず戦略を立ててから配信するようにしましょう。戦略の重要性は下記記事で説明しているのでぜひご覧ください。

リスティング広告の戦略の立て方と実行する上で重要なこと

1-4. リアルタイムで調整可能

広告を配信した後でもリアルタイムで内容の変更や調整が可能です。変更できないことはありません。出すと二度と変更が効かない広告もありますので、メリットといえるでしょう。

よって、社内で打ち合わせをした結果、予算を増やして目標を上げることになった。別の地域にも配信してみることになった。などといった戦略の変更にも柔軟に対応できます。

ただし内容によっては長くて2,3日広告媒体側で変更内容の審査が入るものもあり、その場合はリアルタイムで変更できませんので注意が必要です。(停止はその場で可能)

1-5. 配信結果が全て数値で確認できる

広告の表示回数やクリックされた回数など配信結果は全て数字で確認できます。問い合わせや資料請求の数も設定を行えば広告経由で何件発生したかわかるため、どれくらい効果があったかがわかりやすいです。

また悪い箇所や注力すべき箇所が明確になるので改善がしやすい広告でもあります。例えば以下のような全く同じコストを投じているキーワードがあったとすれば、「りんご 通販」の配信を強化することでより商品購入数を増やせる見込みが立つ。といった感じです。

キーワード商品購入数
りんご 通販10件
りんご おすすめ3件

数値が見れてリアルタイムで改善できるので、費用対効果をどんどん上げていける広告を出したい!といった方にピッタリです。ぜひ配信を検討ください。

そして、データはダウンロードもできるため報告もしやすいです。社内で数値報告を求められた際などもすぐに対応できますので、Web担当者さんであればこの点も安心いただけるかと思います。

2. リスティング広告のデメリット

続いてリスティング広告のデメリットを説明します。当然欠点もある広告ですのでこちらも踏まえた上で採用すべきかどうか判断くださいませ。

2-1. 成果を出すためには知識やノウハウが必要

成果はもちろんリスティング広告を配信するためには知識やノウハウが必要です。ただWebで調べれば手順やノウハウはわかりますし、弊社のブログでも全て公開していくつもりですので時間をかけていただければ理解はできるかと思います。

ただ私は、「知っている」と「できる」は全く違うと思っています。というのも、これまで10人以上運用者を教育してきましたが、座学だけで学んですぐに成果を出せる人はいなかったからです。みんな知識を学んだ上で、実際に運用して慣れながらやり方を覚えてから成果を出し始める印象です。

そのためポジショントーク抜きにして、知識がない状態でリスティング広告ですぐ成果を出したいのであれば代理店に任せることをおすすめします。予算が数万円など大変少額であれば別ですが、特に50万円以上などある程度予算がある場合は代行手数料を加味してもプロに任せたほうが費用対効果は高くなることが多いでしょう。

一番のオススメは自社で運用していただくことですが、任せることで後述するような運用の手間や学習コストの削減にも繋がります。すぐにノウハウを蓄積するのは難しいので、習得する時間や手間が面倒であれば代理店に任せましょう。

2-2. 業種によっては潤沢な予算が必要

リスティング広告の設定するキーワードによってクリック単価が異なるため、高い業種であれば一定の予算がないと成果が見込めない場合があります。

以下はクリック単価の高いキーワードの一例です。
問い合わせや資料請求の獲得が目標だとして、かなり大雑把にコンバージョン率が2%と設定すると以下のようなコストがかかります。

キーワードクリック単価CPA(1件の獲得コスト)10件獲得するのに必要な予算
リスティング広告 代理店3,263円16,3150円1,631,500円
トラック 買取4,628円231,400円2,314,000円
薬剤師 転職11,596円579,800円5,798,000円
クリック単価はキーワードプランナーのページ上部に掲載された広告の入札単価(高額帯)を引用

ただ必ずしもこのクリック単価になるわけではありません。設定でより下げることも可能ですが、ツールでは上部に掲載するとこのくらいかかると表示されています。

ちなみに「薬剤師 転職」は私が今まで見た中で一番クリック単価の商材で、ここまで高いものはそうそうありませんが、予算が潤沢に必要な業種も存在する例として参考にしてみてください。反対に数十円と安いキーワードもありますので、全てがこのように高くはありません。

もし自社の業種の相場のクリック単価が気になる場合は弊社でお調べしますので、ぜひ気軽にお問い合わせください。

2-3. 運用調整に手間と時間がかかる

リスティング広告は運用型広告という種類で、調整をしながら配信をして成果を改善していく広告です。そのため「運用」という調整が日々必要です。これをしないと成果は上がらないので絶対に必要です。出したら終わりの広告ではありません。詳細は以下の記事をご覧ください。

リスティング広告の運用とは?やるべき理由や実施内容を詳しく解説

やるべきことは理解すれば正直難しくはないかとは思いますが、どうしても手間と時間はかかりますし、画面の操作方法を覚えるなど、学習コストもかかります。特に初月など配信して日が浅い時は細々とした調整することも多いです。

そのためやり方を覚えるのがめんどくさい、失敗しないようにプロに任せたい。といった場合は代理店に任せるのがおすすめです。

もし社内にWebに詳しい人材がいればその方に任せるのも手ですが、早く確実に成果を出したいのであれば外注するのを推奨します。時間をかけて失敗してもいいから社内にノウハウを貯めていきたい場合は自社運用がおすすめです。

2-4. 未知の商材には向いていない

リスティング広告は商材と求める検索語句に対して広告を出すことで成果を出すものなので、そのような語句が存在しない、つまり認知されておらず、検索行動が発生しない商材は効果が出づらいため向いていません。

昨今であればスマートリングがこれに該当します。この図はGoogleトレンドという検索ボリュームの傾向を視認できるサイトでの調査結果です。

右端の2023年1月時点ではある程度認知されており検索もされているため、リスティング広告は効果的と判断できますが、左端の5年前は存在を知られておらず、スマートリングの関連の検索があまりされていないため、リスティング広告は向いていない可能性があります。

このような商材は別の広告を使った方が効果が出る可能性が高いため、ディスプレイ広告やFacebook広告など違う広告を使うことをおすすめします。

2-5. Webと接点のないユーザーには向いていない

Google、Yahoo!で検索をしないWebと接点のないユーザーには広告を表示できないため向いていません。そのため例えば高齢者がターゲットのような商材はチラシやDMなどの紙媒体を使った方が効果が出る場合もあります。

令和3年度の総務省の調査によると、70歳以上になると約半数の49.8%の人がスマホやタブレットを使用していないと回答しているため、70歳以上がターゲットであればこれらの広告を検討すべきといえるでしょう。

総務省:高齢者におけるデジタル活用の現状

ターゲットが高齢者の場合に限らず、相場のクリック単価が高い場合も紙広告などの広告の方が効果的であるケースもあるので、リスティング広告以外の方法も積極的に検討することをおすすめします。

SEOとリスティング広告のメリットとデメリット

リスティング広告とSEOはよく比較されますので、ここでそれぞれのメリットとデメリットを説明します。結論、以下の差があります。


リスティング広告
SEO
かかるコスト高い低い
即効性高い低い
効果が出る確実性高い低い
取り組みやすさの難易度低い高い
主なターゲット顕在層潜在層
設定の自由度高い低い
資産性低い高い
上位表示による信頼性なしあり

詳細はリスティング広告とSEOの違いとどちらに取り組むべきかわかる判断基準をご覧ください。

3.リスティング広告のメリットが活用できる配信すべきシチュエーション

次はリスティング広告のメリットが活かせる配信におすすめの状況を紹介します。

3-1. 費用対効果の高い広告を出したい

費用対効果の高い広告を出したい場合はリスティング広告がおすすめです。上述したように売上に繋がるユーザーを狙い撃ちできて、クリックされた時だけしか費用が発生しない広告なのでコスパが良い傾向にあります。

そして、そもそも効果の見込めるユーザーにアプローチするため、リスティング広告が向いていない商材というのは実はあまりありません。一部デメリットで説明した不向きな場合もありますが、基本的にどんな商材でも使いやすい広告です。

とりあえず効果の出る広告を出したい!というのであればリスティング広告をまず検討してみましょう。

3-2. 早く成果を出したい

費用対効果が高く、配信がすぐできるため早く成果を出したい場合にもおすすめです。弊社的には長くて1ヶ月程度は戦略設計等の準備に時間をかけるべきと考えていますが、超特急でやれば即日で配信可能です。

事情によっては一秒でも早く成果を出さないとマズイこともありますので、成果を出すスピードをお求めの場合もリスティング広告は推奨できます。

メリットの詳細はリスティング広告のメリット・デメリットと配信におすすめな状況を解説をご覧ください。

商材によってはSNS広告の方が効果が出やすい場合もある

商材によってはFacebook広告、Instagram広告といったSNS広告がリスティング広告より適していることもあります。例えば20代の女性がターゲットのアパレルなど、性別や年齢、興味関心が明確であれば可能性は大です。

なぜならSNSはプロフィールを自分で登録するため、確実に狙った年代や性別に広告が出せる特徴があるからです。リスティング広告は使いやすい広告ですが、状況によっては別の広告を選んだ方がよいこともあります。

もし広告選びでお困りであればぜひ弊社にお問い合わせください。

4. リスティング広告の運用方法別メリット・デメリット

リスティング広告は自社で運用するか代理店に任せるかの2つの運用方法があります。それぞれ長所短所があるため、比較しながらどうやって運用するかを決定しましょう。

繰り返しになりますが、リスティング広告を運用したことがないのであれば、ポジショントーク抜きにして基本代理店に任せるのが基本推奨です。運用代行手数料がかかりますが、優れた運用者に任せられればそれ以上のリターンが得られることが多いからです。

詳しくは別の記事でそれぞれ解説しますが、要点だけ抜粋して説明をしていきます。

4-1. 自社での運用(インハウス)

自社に運用経験者やWebマーケティングが得意な人材がいらっしゃれば一番おすすめの方法です。自社の人間以上にお客様のニーズを理解している運用者はいないと私は考えているため、ベストは自社運用と断言できます。

ただ適任の人材がいないのであれば代理店へ任せましょう。広告運用は覚えることが多く、丁寧にやると時間もかかるので、無理して自社で運用する必要はありません代理店に任せる手数料より自社の人件費の方が多くかかる場合も少なくないはずです。

それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
運用代行手数料がかからない経験がないと成果が出ないリスクが高い
自社にナレッジが貯まるスキル習得までの人件費や時間がかかる
すぐに施策の実施や修正ができる運用に日々時間が取られる
細かい運用がしやすい最新機能を定期的に調べる必要がある
自社運用のメリデメ

4-2. 代行会社での運用

自社に運用経験者やWebに精通した人材がいない場合は、代行会社での運用がおすすめです。かかる代行手数料の相場は月額広告費の20%です。もっと安い会社もありますが、相場はこれくらいだと考えていただいてOKです。

それぞれ以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
経験者が運用するので成果が出やすい運用代行手数料がかかる
最新機能を使った運用をしてくれる顧客ニーズの理解が薄い運用になる可能性がある
運用の手間、人件費がかからない細かい運用ができない恐れがある
広告費の建て替えをしてくれる施策実施に時間を要する場合がある
代行会社運用のメリデメ

まとめ

リスティング広告のメリットとデメリットは以下の通りです。こちらの表を見て実施の判断材料にしてみてください。

メリットデメリット
売上に繋がるユーザーを狙い撃ちできる成果を出すためには知識やノウハウが必要
少額から始められる業種によっては潤沢な予算が必要
やろうと思えば即日で配信できる運用調整に手間と時間がかかる
リアルタイムで調整可能ニーズが顕在化していない商材は対応不可
配信結果が全て数値で見えるWebと接点のないユーザーには見せられない

リスティング広告の一番の大きなメリットは、費用対効果の高さです。向いていない商材というのはあまりありません。一部デメリットで説明した不向きな場合もありますが、基本的にどんな商材でも使いやすい広告です。

とりあえず効果の出る広告を出したい!というのであればリスティング広告をまず検討してみましょう。